厚生労働省と農林水産省で策定された「食事パランスガイド」。コマが回るイメージで、健康を維持するための食事の種類と量が盛り込まれています。バランスの良い食事と運動がコマを倒さずに回し続けるコツ。あなたのコマはちゃんと回っていますか?
あなたの1日の食事量は適量ですか?
性別・年齢・活動量から適量の目安がわかります。
対象特性別、料理区分における摂取の目安
単位:つ(SV)
対象者 | エネルギー (kcal) |
主食 | 副菜 | 主菜 | 牛乳・ 乳製品 |
果物 | |
|
・6〜9歳の子ども |
1,600 | 4〜5 | 5〜6 | 3〜4 | 2 | 2 |
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1,800 | |||||||
2,000 | 5〜7 | 3〜5 | |||||
・ほとんどの女性 ・身体活動量の低い(高齢者を含む)男性 |
|||||||
2,200 | |||||||
2,400 | |||||||
・12歳以上のほとんどの男性 | |||||||
2,600 | 6〜7 | 6〜7 | 4〜6 | 2〜3 | 2〜3 | ||
2,800 |
サービング(SV) の考え方
栄養バランスを整える基盤となるのが、「主食」「主菜」「副菜」が揃ったお膳。
そして適量の目安となるのが、サービング(SV)です。
SVとは食事摂取量の単位で、各料理について1回あたりの標準的な量を大まかに示したもので、摂取した食品と量によってその数値が変わってきます。
食生活指針
食事を楽しみましょう | ・心と身体においしい食事を、味わって食べましょう ・毎日の食事で、健康寿命をのばしましょう ・家族の団らんや人との交流を大切に、また、食事づくりに参加しましょう |
1日の食事のリズムから、 健やかな生活リズムを |
・朝食でいきいきした1日を始めましょう ・夜食や間食は取りすぎないようにしましょう ・飲酒はほどほどにしましょう |
主食、主菜、 副菜を基本に、 食事のバランスを |
・多様な食品を組み合わせましょう ・調理方法が偏らないようにしましょう ・手作りと外食や加工食品、調理食品を上手に組み合わせましょう |
ご飯などの穀類を しっかりと |
・穀類を毎食とって、糖質からのエネルギー摂取を適正に保ちましょう ・日本の気候風土に適している米などの穀類を利用しましょう |
野菜・果物、 牛乳・乳製品、 豆類、魚なども 組み合わせて |
・たっぷり野菜と毎日の果物で、ビタミン、ミネラル、食物繊維を取りましょう ・牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などで、カルシウムを充分に取りましょう |
食塩や脂肪は控えめに | ・塩辛い食品を控えめに、食塩は1日10g未満にしましょう ・脂肪の取りすぎをやめ、動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう ・栄養成分表示を見て食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう |
適正体重を知り、 日々の活動に 見合った食事量を |
・太ってきたかなと感じたら、体重を量りましょう ・普段から意識して身体を動かすようにしましょう ・美しさは健康から。 無理な減量はやめましょう ・しっかりかんで、ゆっくり食べましょう |
食文化や地域の 産物を活かし、 ときには新しい料理も |
・地域の産物や旬の素材を使うとともに、行事食を取り入れながら、自然の恵みや四季の変化を楽しみましょう ・食文化を大切にして、日々の食生活に活かしましょう ・食材に関する知識や料理枝術を身につけましょう ・ときには新しい料理を作ってみましょう |
調理や保存を上手にして 無駄や廃棄を少なく |
・買いすぎ、作りすぎに注意して、食べ残しのない適量を心がけましょう ・賞味期限や消費期限を考えて利用しましょう ・定期的に冷蔵庫の中身や家庭内の食材を点検し、献立を工夫して食べましょう |
自分の食生活を 見直してみましょう |
・自分の健康目標を作り、食生活を点検する習慣を持ちましょう ・家族や仲間と、食生活を考えたり、話し合ったりしてみましょう ・学校や家庭で食生活の正しい理解や望ましい習慣を身につけましょう |